2010/03/03 1:44
耳の日です。海底洞窟を抜け、アゼルに到着しました。
アゼルイモ以外には取り立てて何も無いそうです。田舎!
リモージュの塔は魔物が巣食い罠がありで凄まじいそうです。
競技に使用されていたとかいないとか。
田舎だからする事がなかったんですね。
「お菓子じゃないのにニッコロガシだなんて…」
かわいいですね、君もにっころがしますよ。
リモージュの塔の仕掛けに関する記述を
古文書にて発見したという冒険者
教えて欲しいかと訊ねて来るのですが
→教えてくれ
「……やだ」
→教えてください
「……う~ん。やだ」
→さっさと教えやがれ
「おいおい、それが人に物を頼む態度か?」
→教えてくれなくても結構だ
「あ、そう。それなら別にいいんだぜ」
→キャンセル
「だんまりかよ…。変な奴だな…」
屋上へ行こうぜ……久しぶりに…………
キレちまったよ……
リモージュの塔に入ったとたん
赤と青、謎の結界が道を阻みますが
女神像を軽く小突くという謎の手段で
アクティヴな結界を切り替えれるようです。
インプの混乱が鬱陶しいですね。
攻撃力が200オーバーの
マクマード先生にぶん殴られたらひとたまりも無いです。
うろうろしていましたが
ウィズのパーソナルアクションを使えばよかったのですね。
オーパーツを守るエスドリスと激突。
HP4000でほぼ全てに耐性を持って弱点は生物のみ。
秘剣女王蜂はHPを1ケタにされますが単体だからある意味一番マシですね。
フィーメイルノヴァはティサ先生が死にますが他は男なので無問題です。
経験値も金もくれませんでした。
こちらの実力を高く評価している様子のエスドリス。
このままで済ますデモンズゲートと思うなよ
的な捨て台詞を吐いて逃げました。
三つ目のオーパーツは砂が完全に固まった砂時計でした。
"威圧感と親密さ""他者でありながら、他者でない"
マクマードはオーパーツの不思議な感覚を表現します。
さすがに研ぎ澄まされた勘を持つサリザの戦士は格が違った
「私たちはこんなことのために生きて来たの…?」
ウェインはこの声に聞き覚えがあるようです。
「何もかも壊れてしまった…。何もかも終わってしまった…」
「ねえ…私を独りにしないで…!
私を置いていかないで…!」
「答えてセルディ…!これが…これが私たちの答えなの…?」
「お別れなんかじゃない…。
いつまでも一緒だよ…。」
「アリス…」
聞き覚えのある声とは、アリスでした。
メリダ遺跡で聞いたものと合致するようです。
そして、一行は、オーパーツの形態と
流れ込む声の心情に共通点を見出します。
停滞の砂時計のように、止まってしまったアリスの心。
ヴィヴラスの葬儀に若かりし姿のまま現れたアリス。
何か因果があるのでしょうか。
セルディといえば
『答えを求めるという行為』の著者は
セルディ・ラグランジュですが
アリスと言葉を交わすこのセルディなのでしょうか?
オーパーツを回収し、今度は
島の西側の海底洞窟を抜けギルバザック軍港を目指します。
2010/03/06 20:48
海底洞窟を抜け、ニコラへ。
本当に通路レベルの短い洞窟でした。
道中で遭遇したビーストファイターが若干強かったです。
ニコラの町へ入やいなや
帝国兵が押し寄せてきます
「オラオラ!邪魔だからどきやがれ!」
御挨拶ですね。
武器屋がミスリル製品を扱っていますがまったく手が届きません。
どうやら軍港の周囲には他に集落などなく
故に食料調達はこのニコラを
利用しているようなのですが
結構好き放題しているようです。
案の定、酔っ払った兵士なんかが情報を漏らしていて
1
軍港は東ブロックと西ブロックに分かれていて
西ブロックは軍港設備や居住区
東ブロックは飛行船研究施設になっているそうです。
現状設備は大半が完成
残すところ船の建造のみだそうな。
3
西ブロックの地下二階には火薬庫があって半端じゃないそうです。
ちょっぴり頭の弱い指揮官はコスプレ女がお好きってね!
5
警備の厳重な正面入口と指揮官の部屋に通じる非常口
二つの出入り口があるそうです。
火薬の爆破には
スペルエクスプローダなる魔法器具を用いればOKみたいです。
ここ数年軍事及び鉱山なんかの発破目的で注目を浴びる
火薬の代わりに
魔術師やクレリックが精神力を込めて使う魔法爆弾だそうです。
爆破は術者の任意で行えるというナイスな代物で
遠隔操作型のものがあれば軍港から脱出した後でも爆破可能と。
本当にティサ先生には頭が上がりませんね。
で、肝心のスペルエクスプローダは……現地調達ですか。
正面からの突撃は在り得ないので
非常口を狙う訳ですが
その非常口の確かな位置もつかめていません。
そこで町娘に成りすまして進入し指揮官をぶっころがして
非常口を確保するという案をティサが発案します。
部下も指揮官のご立腹具合にげんなりしているだろうで町娘を拒むわきゃないだろうと。
しかしウェイン、慌ててそれを静止します。
「確かに名案だが、そうなれば町娘に成りすまして
単身軍港の中に潜入する事になるんだぞ!」
「そんな危険な事をお前にやらせる訳にはいかない!」
「…私がやるなんて一言も言ってないわよ?」
「だって指揮官を気絶させておくなんて、とても私には
出来ない芸当だわ」
「………じゃあ誰がやるんだ?」
「いるじゃない、もう一人の町娘さんが」
一瞬の沈黙の後、
「そう言えばウィズさんも女の人でしたね…」
セファンめ……天稟がありおる。
「…あんたら、人を何だと思ってるんだい…!」
「この扱いの差は何なのさ?」
しないといけないわね」
見るからに冒険者然とした格好のウィズでは
あからさまに怪しいので町娘に仕立て上げないことには話になりません。
「でも…コスプレ趣味があるって聞きましたよ?
だったらコスプレもした方が…」
本当にセファンは恐ろしい子ですね。
「ちょっと待ってよ。町娘の格好だけでも嫌だってのに
コスプレなんかもっての外だよ!」
「そう…。私たちも強制は出来ないから、どうしても
嫌なのなら諦めるけれど…」
「そ、それは…」
「大丈夫ですよ。一応女の人なんですから」「セファン。前歯でも折ってやろうか?」
どうにもウィズは女性らしい格好に抵抗があるらしく
ウェインが思わず
「こんな時にせめてライトリックがいてくれたら…」と漏らしてしまい
しょんぼりなムードのプロセス。
見かねたマクマードが過去を悔やむ時ではないと活をいれます。
ウィズは依然として首を縦に振らないため
町に出てまた別の手段を模索する事に。
「ちくしょう!何が守ってみせるだよ…!」
「守れなかった…!こんなに傍にいたのに…!」
「ごめん…!ごめんよ…!」
ライトリックを守れなかったという自責から
過去を想起するウェインでしたがティサに呼びかけられ、我に返ります。
「さっき、私が軍港に潜り込むって勘違いして、とても慌ててたよね?」
「私の事…心配してくれたの?」
どうだって言うんだ?」
「ありがとう、ウェイン。とても嬉しかった…」
とある家に立ち寄ると
ウィズの顔見知りらしき男性がいました。
彼はデリッシュ・フォーデンと名乗り
精霊術の研究者で
星々についての研究なんかも行っているというナイスガイです。
お隣さんは感化されて読書漬けです。
二人は商業都市ベルフォードなる地の出身で
随分前にデリッシュが引っ越して以来音信不通
偶然の再会な訳です。
一同はデリッシュの家を後にします。
「でも町娘に変装して、その軍港の
指揮官に接近する以外に方法はないんだろう?」
「軍港が完成してしまえば、世界全土が
帝国からの攻撃の標的に
なってしまう事を考えると、
あまり個人的な事も言ってられないと思うけどな」
病弱な弟のラリィを守るために強く生きて来たウィズは
そうやって生きていく中で
しばしば女性という立場が邪魔になったりして
いつしか自身が女性である事にまで否定的になってしまった。
頑なに町娘の格好を拒んでいたのには、こういった背景があったのですね。
「でも…やっぱり女らしい格好した自分なんか想像も付かないし、理解も出来ないんだよ…」
「それも、君の一面だと捉えればいい」
「誰もが幾つもの側面を持っている。それは決して
おかしいことじゃない」
「君は昔から懐深い人間だった」
「この世の色んな小賢しい事を全て呑み込んでしまう
ような懐の深さがあったはずだ」
「だったら、女性としての側面だって自分の中に
呑み込んでしまえばいい」
「女性らしい自分の何処が悪い。自分にはこういう側面
だってあるんだ」
「新たに自分の側面を受け入れられた時、君の人生は
もっともっと豊かになるはずだ」
「そして何より…」
「無骨な服から着替えた君は、その平素からは想像も
付かない位に綺麗だから…」
デリッシュに後押しされ、覚悟を決めたウィズ。
「なあ…。さっきの件なんだけどさ…」
「ああ、町娘に変装して軍港の指揮官に接触して、
コスプレで奴の気を引ければ尚よろしいアレか…」
妙に面白い台詞でウェインが答えます。
「突然の変わり身で驚いちゃった…。もしかして
デリッシュさんと何かあったの?」
「それよりもどうなんだい? こっちは町娘だろうが
コスプレだろうが受けて立つけど?」
という訳でウィズに色々なコスプレをさせて
So-So!とか評価される楽しいミニゲームが始まりませんでした。
一行は作戦の確認をします。
町のど真ん中ですけど細けぇこたぁいいんだよ!
単身正面入り口へ向かい
軍港を訪ねた理由を適当にでっち上げて侵入。
適当にと言われても、何といえばいいのか?
そこでティサが
「じゃあこんなのはどうかしら? あなたはコスプレ
マニアにでも成りすますのよ」
「あなたたちの指揮官が、随分と高尚なご趣味を
お持ちのようで、ニコラの町では随分と女の子を
探したそうじゃない」
「どうして私に声をかけてくれなかったの? 自分で
言うのも何だけれど、コスプレにはうるさいわよ」
「どう? 私が相手をする代わりに、金輪際ニコラで
女の子がらみの騒ぎを起こさないっていうのは?」
「私にかかればその指揮官を満足させるばかりか、
もっともっとディープで魅力的な場所まで引き込んで
差し上げるわよ…」
「こんな感じで行けば、間違いなく指揮官は食らい
付いてくると思うわ」
よくもまあこんなに出てくるものです。
ここでも詐欺師に向いているなどと評価されてしまいました。
「さあウェイン。続きをどうぞ」
ウェインも圧倒され気味で
「あ、ああ…」と態勢を立て直してから作戦説明を続けます。
部屋に入る事になるだろう」
「適当にご機嫌をとって油断させた所で、適当に殴って
気絶させておけばいい」
「適当だらけじゃないかい」
ウィズが指揮官の相手をしている間にウェイン達は
大体の目星を付けて東ブロックの非常口付近で待機。
指揮官を伸したら
もう一人くらい適当に兵士を呼び込んで
気絶させて鎧を奪い
非常口を見付けてウェイン達の手引きをし
奪った鎧で変装して建物内を移動し
地下二階の火薬庫に侵入し
スペルなんたらを仕掛けて脱出してMagd!
どうでもいいんですがアーノルド・ブレイクフィールドって
ブレイクフィールドって
かっこいいのですが。
ストリウスさんとヴェンドレーグさんは顔グラも歩行グラもクリソツですね。
ギルバザック軍港への道中でマクマードがレベルアップ
ボディアタッカーなる技の使用が可能になりました。
町娘に変装したウィズが突入。
初めこそ演技がぎこちなかったものの
エンジンがかかりいい感じになってきました。
あのオッサンから八つ当たりされてうんざりだったんだよ…!」
苦労してますね。
「なんかうますぎる話だが…」
「まあいい。あの色ボケ指揮官を
何とかしてくれるのなら、それに越したことはないからな」
よかった。
コスプレのコの字も言わないようにしといてくれ」
こうして兵士に連れられ、指揮官の下へ誘導されるウィズ。
「おおっ! でかしたぞ! すぐにここへ呼ぶのだ!
掴みは良好ですね。
「今日は、あなたも知らないくらいにディープな
場所まで連れていってあげるわよ」
あるのか…。これはすべからく見なければ…」
須らくって誤用なのか誤用じゃないのか判別しづらい言葉ですよね。
「それと、部屋の前の見張りも帰りがけにどこかに
連れて行け」
「あんな所に見張りがいると思うと、これからの
お楽しみが半減してしまうからな」
「それで? コスチュームは何があるのかしら?
当然そっちで用意してるんでしょう?」
キミが一着決めてくれないか?」
そんな訳で四着の候補から一着を決定する事に。
天使
黒猫
お姫様
メイド
っといったコスチュームから一つを選ぶ訳です。
せっかくだから俺はこの飛べない翼の天使様を選ぶぜ!
と思ったら
*美しく大きな翼が特徴の天使のコスチュームです。
解説まであるのか!
これはとりあえず全部の解説を見ておきましょうか。
*毎度お馴染み黒猫道具店のお姉さんのコスチューム。
場合によってはネコ耳の破壊力が大きいです。
現実世界に置き換えるとマックのクルーコスみたいなかんじでしょうか?
*文字通りのメイドさんのコスチュームです。
全部見てみます。
感想→「やっぱり天使さんはいいな~。大きな翼が綺麗で、
神聖な感じなのがなんとも言えない~」
迫る→「さあ天使さん…。ボクを天国に連れてって…」
ボコる→「う~ん…。昇天…。」
感想→「やっぱり黒猫お姉さんだよな~。特にそのネコ耳が
可愛くって可愛くって…。」
迫る→「ボクをあなたのネコジャラシにしてください…」
ボコる→「はにゃ~ん…」
感想→「やっぱりお姫様だよな~。清楚な雰囲気に、華やかな
フリフリドレスがもうたまらない~」
迫る→「お姫様…。ボクをあなたの下僕にしてください…」
ボコる→「…お姫様にボコボコにされて、ボク幸せ…」
感想→「やっぱりメイドさんはいいよな~。ご主人様に見せる
優しい笑顔にもうとろけてしまいそう~」
迫る→「さあ…ご主人様との目くるめく愛の時間を…」
ボコる→「…これも愛だろ…?」
「まったく、このスケベオヤジが!」
…これも愛だろ…?
とりあえず死体気絶した司令官を
見つかりにくい場所に隠し、非常口探索。
指揮官が人払いをしてしまったものの
丁度いい鎧が飾ってあったのでとにかくよし!
本棚を調べると、題名が全てひらがなに書き直された本が。
『1.ちりあくたとなりて(塵芥となりて)』
『2.よろこびのなのもとに(喜びの名の下に)』
『3.じんるいのゆくえ(人類の行方)』
『4.うさぎとうみがめ(兎と海亀)』
『5.ひきょうのぼうけん(秘境の冒険)』
『6.ぐまいなるじんみん(愚昧なる人民)』
『ひじょうぐち(非常口)は【頭】で作るもの。
後はそれを数字で置き換えればよい』
"かつて人は楽園を目指した。
くまなく、そうくまなく世界を捜し歩いた。
すると一人の冒険家は悟る。
うなだれた姿を晒して、ただ呟く。"
『パスコードは正確に入力されました。非常口を開きます』
選んだコスチュームをアイテムとして入手できました。
なんだか変な様子の兵士が独り言?を
いいながら非常口を点検、そのまま去っていきます。
あれ……この兵士はもしかして……いや……!
そんな訳で無事に合流、作戦開始。
「この一帯は俺たち一般兵士の生活スペース。
この世で最高級に汗臭い場所だよ」
生活スペースでも鎧を脱げないのは兵士の悲しい性分ですね。
ルアンから進行状況を視察するように言われた
デモンズゲートのお偉いさんが軍港に来ているそうです。
少ないで、何だか薄気味悪いんだよ」
偵察に来たデモンズゲートのお偉方とは一体誰なのか?
多分きっと戦う事になるんでしょうね。
難なく火薬庫に潜入し、スペルエクスプローダも
遠隔操作バージョンと、ついでに一回だけ使える
お手頃な簡易バージョンがありました。よかった。
簡易バージョンとやらは
なんだか亀裂の入った壁のある部屋があったのでそこで使うのでしょうか?
何やら帝国兵が二人、指揮官室の前で蠢いています……。
「この女っ気の無い所に上玉が一人…。お前だって拝みたいんだろう?」
うわ、なんだか最高にまずい予感。
「そ、そりゃあ…。まあ…」
おい、やめろ馬鹿
この作戦は早くも終了ですね
なんだか情けなくて心が痛む台詞ですね。
この言葉が自分達をも傷付けているという事実に
この兵士は気づいているだろうか
ああ、もうだめだ。
「し、侵入者だーーーッ!!」
けたたましく鳴り響く警報。
「レギルの補給基地といい今回といい、どうして
脱出しようとするとこうなるんだ…!」
まったくですね。
何時ぞやのルアン型マジックドールまで設置されている始末です。
その上サーロインまでくれました。これはありがたい!
宝箱から汗臭い鎧を手にいれてしまった!
「侵入者め!とうとう追い詰めたぞ!」
囲まれてしまいました。大人数相手で逃げ場無し!どうすればいいんだ!
その隙を狙って攻撃し、なんとか勝利し、進んでいくと
奥の扉は施錠されていたので、その手前にある階段を昇っていきます。
階段を昇った先
管制塔で待ち受けていたのは、黒髪の女性ただ一人。
デモンズゲートでしょうか?
「俺たちの力を見くびってもらっては困る」
「それよりも貴様は何者だ?」
「僕も…この声には聞き覚えが…」
後姿に見覚えがあるってほうが先では……?
いえ、なんでもございません。
「この世でもっとも忌むべき薄情なものを、知っているかしら?」
「…運命。あるいは誰も与り知る事の出来ない巡り合わせ…」
とうとう、この女性の正体に気付き、愕然とするティサ。
私たちの巡り合わせというものを、面白おかしく演出して…」
「演出される方はたまらないのに…」
セファンも待ち構えていた人物の、まさかの正体に動揺します。
ウィズとマクマードの知らない人物。
昏い雰囲気を漂わせるデモンズゲートの一員。
「私はデモンズゲートの一人、その名を…」
「嘘ですよね…?」
「ごめんなさい…」
「戦場ではよくある話だが、まさか俺たちが
そうなるとは思ってもいなかった…」
現実味のない、他人事のように感じてしまうものですよね。
「それは私も同じよ…」
「隠れ港で出会った私は、一介の精霊術研究者としての私だった…」
「そして次に会う時も、そういう私として会う事を願っていた」
「いいえ。むしろそういう風にしか…」
何故敵対せねばならないのか?
ウィズの言葉に、マクマードが続きます。
「そうだとも。俺たちと共に脱出しよう」
「デモンズゲートなど捨てて
「捨てたら…そこで終わってしまうのよ…!」
よもやデモンズゲートである事に
生きがいまで見出しているんじゃないだろうな?」
いくら堕ちても、こんな悪行を生きがいにすることはしないわ」
「覚えているかしら?別れの定義を…」
「もしどんな願いも叶えるファーラルの花が
あったのなら、その花に願ってでももう一度会いたい」
「ファーラルの花を求むる程に、何かを渇望する心」
「その心はどんな場所にも人を突き動かす」
「求める何かを手に入れられるのならば、
たとえ黒く淀んだ邪悪の池であっても…」
「悪に染まらずとも、強く強く求めるものが…」
「さあ、戦いの構えを取りなさい」
あなたたちをこれより抹殺せんとする存在よ」
自らが邪悪と定義する
デモンズゲートに身を置いてまで
求めるものとは、再会したいものとは、何なのでしょうか。
「そんな…!仲間だったじゃないですか…!」
「俺たちはここで倒れる訳にはいかないんだ」
ファーラルの花を求めるウェインは、或いは
彼女の気持ちを一番理解できるのかもしれません。
「あなたたちを倒した先に、私の求めるものがある。
私を倒した先に、あなたたちの求めるものがある」
「さあ、かかってきなさい!」
フェイリアが全力である事が
そして意思の揺ぎ無い事が見て取れます。
こちらも出し惜しみ無しの全力で
ぶつかって行き、何とか勝利する事ができました。
「別に、あんたを退けるために付けた力じゃない」
「どんな事情があっても、
闇に手を染めたものには闇が待っているだけなんです…」
それが意味を成さないのは解っていても
しかし、そうしている他にないのでしょう。
「…それでも、刹那の歓喜があれば、
私は永劫の闇にも埋もれていく覚悟なの…」
「…あの時のあなただったら、そんな言葉は絶対に口に出さなかったはずよ」
「誰がどう生きようが自分の知った事ではないと…」
積もる話もあるだろうと気を利かせたのはウェインでした。
ティサ達と行動を共にする事で
ウェインの心は少しずつ、氷解しているのでしょうか?
「…何故だろうな。求める何かのために
自分の身を闇に落とすあんたを見ていられないんだ…」
「俺の事は別にどうでもいい。
ただティサに悲しい思いをさせるような事はしないでくれ」
「でも…ティサ。一言だけ言わせて頂戴」
「俺たちにも、やらなければいけない事がある…」
「ハーハッハッハッ!かかったな!」
ちょっぴりスケベな指揮官ちゃんは
非常口の仕掛けなんかでも臭わせていた通り
意外と賢いので、さり気にピンチです。
この埠頭に誘導するように配置されていたんだよ!」
流石に馬鹿では指揮官なんて務まりませんものね。
よく見れば男勝りの無骨女ではないか!」
ちょっとなさけないですけどそこがまたチャームポイントですね
「うるさいんだよ、このクソジジイが!」
絶対絶命の状況です。
「まったく情けねえ有り様だぜ」
「うるさいぞライトリック!喋ってる暇があったらさっさと助けろ!」
「……ライトリック…? 嘘でしょ…?」
ここに来て指揮官、決定的な大失態!
「当たり前だろ? ちなみにオバケじゃねえからな」
「ほら、こうやって足も付いてるし…」
「あ、そこからじゃ見えねえか…」
カッコよく離脱したヤツは
復帰するときもカッコよくないといけない
コレ鉄則ですよね。
「頼む! 逃げ場が無いんだ!」
再会の感動より窮地脱したいってのが先ですよね。
「何だか見た事の無い面子もいるけれど、まあいいか。
今拾ってやるよ」
「お、おのれェ! よくも我々の研究成果を…!」
「それよりも、さっさと逃げた方がいいぜ」
「何たって、ここはもうすぐ爆破されるからな」
爆破されるなどとは、私は認めんぞ!」
「は、ハッタリに決まっている…」
「冗談じゃない…! この軍港が爆破されるなど…」
「に、逃げろーーーーーッ!!」
今日一日で天国と地獄を味わった指揮官さん。ご愁傷様ですね。
ギルバザック軍港で再会することになったのでしょうか?
ライトリックはレギル山脈を抜けて
帝都イシュタリアに連行され、その道中で
商業都市ベルフォードに立ち寄りました。
其処にはイシュタリアからギルバザック軍港に向かう
兵士の一団がいて情報交換なんかをしていて
好機とみたライトリックは
ギルバザック軍港へ向かう一団に紛れ込み今に至ると。
「キャー! ライトリック様サイコー!」
「フッ…駄目だよ。俺は一人しかいないのさ。だから俺は一人の人しか愛せないんだぜ…」
「可愛い女の子に囲まれて、俺の人生はバラ色!」
お前の脳内はピンク色!
「まったく…みんなが凄く心配していたのに、
当の本人がこんなことを考えていたなんて…」
「しょうもない軟派男だね」
「おい、こいつは感動の再会じゃないのか?」
まあそれが彼の良い所というか悪い所というか
何はともあれよかったですね。
爆発で兵士の注意をそらしたりしてやったのによ…」
軍港の規模を目の当たりにし、途方に暮れていた所
ウェイン達を目撃し、この際だからということで援護にまわったと。
筋書き通りに動いてたんですか…」
「当たり前さ。どうせコスプレで指揮官に接近して、
非常口からみんなを手引きして、火薬庫をぶっ飛ばす作戦だろうってな…」
飛行魔石イバラードに触れ、動きをイメージすれば
それをそのまま実行するというのだから驚きです。
誰にでも扱えるのは
良い事でもあるし
側面的に見れば悪い事でもある訳ですね。
勉強になりました。